バイアグラと処方

医師の処方なしては危険


日本で臨床試験が終了し、厚生省からバィアグラがEDの経口治療薬 として承認され発売が開始されたのは1999年3月23日のことです。あれからすでに 三年経過しました。発売二年八力月の時点で五六万四千人に処方され、今ではED治療の第一選択薬としての地位を確立したといえます。

厚生省が医薬品として使用承認をした際には、健康保険での使用を許可しなかっただけ でなく、先進諸外国と同様、かぜ薬のように薬局で自由に買えるような一般薬としては認 めませんでした。ですから医師の診察を受けて処方してもらう以外に入手する方法はあり ません。

しかし、まだ厚生省の使用承認が得られていない前から代行輸入やインターネットでバイアグラが自由に入手できる状態で、堂々と遇邗誌などでも宣伝するありさま。まさに野放しの状態だったことは皆様ご存じの通りです。

もともと個人輸入の方法は、外国で治療を受けていて日本に帰国したときや日本に来ている外国人が自由で使用していた薬が日本ではどうしても手に入らない場合のために、厚労省が認めているものです。日本で入手できる薬品にこのような方法を使うのはおかしなことなのです。それに個人輸入した薬品を商売として販売することは、当然できません。 最近になってようやく厚労省もこのような方法で輸入したバィアグラを商売として売る悪質な業者の摘発に乗り出しましたが、まだまだ本来望ましくない方法で入手する人が後 をたちません。医師が処方する三倍以上の薬が、このような別ルートで患者の手に渡って いるともいわれています。

最近、製造発売元である会社が、いくつかの代行輸入業者から入手したバイアグラ錠を分析したところ、含まれる成分量が規定に達していないものがいくつも見つかったという記事が新聞に載つていたことは、皆様もご存じでしよう。

先日、日本性機能学会東部総会でも同様の発表がありました。形も色も本物と区別がつかないように巧紗にできていたとのことです。

これまでわが国でもバイアグラを使用したと思われる(本当に飲んでいたかどうかは明確でない)人の死亡例が厚労省から報告されていますが、発売前の臨床試験を含めて医師 がこの薬を処方して死亡した患者は一人もいません。薬を処方してよいかどうか、慎重に見極めます。それは後で述べますが、バイアグラを使用するとたいへん危険な人がいるからです。

医師に相談して、バイアグラの使用が可能かどうか診断したうえで処方してもらうこと が、あなた自身を守る最善の方法です。誰でも安全に使用できる薬なら、厚労省がわざわ ざ「医師の処方でなければ使用してはならない」などという制限をつけるはずがなく、一 般薬としてどの薬局でも販売できるはずです。

医師の処方の基準


1.患者に対して

患者あるいは家族や相手は、心血管系障害や心臓病、自己の責任において治療医師にバイアグラ服用の旨を伝えること。

2.治療医師に対して

治療医師は、状況に応じ、バイアグラ服用歴について患者あるいは家族や相手に対する問診あるいは聴取を行うこと。服用歴が確認されない、もしくは情報が得られない患者に対しては、通常の狭心症、急性心筋梗塞等の治療を行うこと。

3.バイアグラ処方医師に対して

バイアグラ処方医師は、処方時に患者に対し以下の説明を行うこと。
1. 万一、心血管系疾患で治療を受ける際には、バイアグラ錠服用の時間と服用量を医師に必ず伝えること。

2.心血管系疾患の治療を受ける場合に、硝酸薬が使用できず他剤を用いざるを得ない時、硝酸薬と同等の効果が得られないことがあること。

3.心血管系発作の治療を受ける場合に、バイアグラ錠を服用していることが医師に伝わらなかった場合、硝酸薬を使用され死に至ることがあること。

今後、心血管系疾患を有する者がバイアグラ錠を服用することに伴い、救急医療機関受診の機会の増加が考えられるが、国あるいは製薬メーカーをはじめとする関係各位は、バイアグラ錠服用に伴い、通常の医療に重大な支障が生ずるという問題点を、一般市民および関係者に広く周知徹底させることを要望する。

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